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 現役を引退して佐ノ山親方となった元大関千代大海(33)=本名須藤龍二、大分県出身、九重部屋=が13日、東京・両国国技館で記者会見し、「関脇に落ちても相撲を取らせてもらい、すっきりけじめをつけた。悔いはない」と、晴れやかな表情で心境を語った。
 決断の理由を「体力が追い付かず、自分の持ち味の相撲が取れなくなった」と説明。今場所6敗したら引退と話していたが、「もう土俵へ上がるのが怖くなった」と明かした。大関を歴代最長の65場所務める間も、けがなどがあり、「常に不安があった」と言う。
 「強い力士を育てられるよう師匠を支えて頑張りたい」と今後の抱負を話し、同席した師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「完全燃焼したと思う。大関に上がって優勝もしてくれた。よく頑張った」とねぎらった。
 断髪式は10月2日に国技館で行われる。(MSN/時事)
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