引用が多くなるけど。
08〜09年シーズンでの廃部を発表していたアイスホッケー・アジアリーグの西武が、チーム全体の引受先探しを断念した。チームを運営するプリンスホテルが31日、発表した。(pdfファイル)チームは同日付で解散し、現役続行を希望する選手については今後、個別に移籍先を探すことになる。
東京都内で記者会見した小山内幹雄オーナー代行によると、昨年12月の廃部発表から約3カ月間で二十数社と交渉をしてきたという。しかし、「1試合平均約1000人という観客動員の少なさがネックになり、最終的にまとまらなかった」と説明した。
在籍25選手と、今春入社してチームに参加予定だった3選手は、現役続行を希望すれば西武が移籍先を探す。西武の正社員選手(15人)は他チームでプレーしても2年間は休職扱いとし、引退後に職場に復帰できるようにする方針。日本人の契約社員選手(10人)は、今年7月までで契約満了となる。本拠地のダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)は「首都圏の大学や高校、中学のチームの需要もある」(小山内代行)ため、現行のままで残すという。
1972年創部の国土計画(のちにコクド)を前身に日本リーグ13回、アジアリーグ2回、全日本選手権11回の優勝経験を持つ西武の解散を受け、アジア・リーグの中島巌チェアマンは「既に来季の参加表明をしている6チームなどとともに、引き続きアイスホッケー界を盛り上げるべく努力していく」とコメントした。日本連盟の冨田正一会長は「(解散は)残念でがっかりした。今後は企業に依存しない球団経営やリーグ運営を行うのが大切になる」と語った。また、冨田会長は東北地方を拠点とするクラブチーム「東北フリーブレイズ」について、連盟が同リーグへ推薦したことを明かした上で「日本代表として競技を続けてほしい選手については、フリーブレイズへの移籍なども配慮したい」と述べた。(毎日)
▽西武・若林クリス監督 (解散決定は)非常に残念な報告でした。最後まで西武グループのプライドを持って戦った選手とスタッフに感謝する。1人でも多くの選手が競技を続けられるよう支援したい。
▽西武・鈴木貴人主将 残念の一言です。
数々のタイトルを獲得した名門、西武の消滅が決まった。日本アイスホッケー連盟の冨田正一会長も「残念。ホッケーをやりたいという若者たちのあこがれの的だったのに」とコメントしたが、競技力のさらなる低下は避けられない状況だ。
プリンスホテルがチームの譲渡先を探す中、一番のネックとなったのが観客動員数の少なさだったという。全盛期は1万人の観客が足を運んだというリンクだが、現在の平均入場者数は1000人前後。メディアで取り上げられることも減り、この不況下では引受先が現れないことは予想されたことではあった。
西武の解散によって、アイスホッケーが首都圏から姿を消す。「これ以上やめるというチームが出ないよう、希望を与える体制づくりをしていかなければならない」と冨田会長は危機感を口にするが、連盟ではアイスホッケーの将来像を描き切れていないのが実情。五輪出場権を逃がし続けている競技力では魅力に乏しい。競技力アップと人気回復策の両面で知恵を絞り、じり貧傾向を打開する必要がある。(産経)
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08〜09年シーズンでの廃部を発表していたアイスホッケー・アジアリーグの西武が、チーム全体の引受先探しを断念した。チームを運営するプリンスホテルが31日、発表した。(pdfファイル)チームは同日付で解散し、現役続行を希望する選手については今後、個別に移籍先を探すことになる。
東京都内で記者会見した小山内幹雄オーナー代行によると、昨年12月の廃部発表から約3カ月間で二十数社と交渉をしてきたという。しかし、「1試合平均約1000人という観客動員の少なさがネックになり、最終的にまとまらなかった」と説明した。
在籍25選手と、今春入社してチームに参加予定だった3選手は、現役続行を希望すれば西武が移籍先を探す。西武の正社員選手(15人)は他チームでプレーしても2年間は休職扱いとし、引退後に職場に復帰できるようにする方針。日本人の契約社員選手(10人)は、今年7月までで契約満了となる。本拠地のダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)は「首都圏の大学や高校、中学のチームの需要もある」(小山内代行)ため、現行のままで残すという。
1972年創部の国土計画(のちにコクド)を前身に日本リーグ13回、アジアリーグ2回、全日本選手権11回の優勝経験を持つ西武の解散を受け、アジア・リーグの中島巌チェアマンは「既に来季の参加表明をしている6チームなどとともに、引き続きアイスホッケー界を盛り上げるべく努力していく」とコメントした。日本連盟の冨田正一会長は「(解散は)残念でがっかりした。今後は企業に依存しない球団経営やリーグ運営を行うのが大切になる」と語った。また、冨田会長は東北地方を拠点とするクラブチーム「東北フリーブレイズ」について、連盟が同リーグへ推薦したことを明かした上で「日本代表として競技を続けてほしい選手については、フリーブレイズへの移籍なども配慮したい」と述べた。(毎日)
▽西武・若林クリス監督 (解散決定は)非常に残念な報告でした。最後まで西武グループのプライドを持って戦った選手とスタッフに感謝する。1人でも多くの選手が競技を続けられるよう支援したい。
▽西武・鈴木貴人主将 残念の一言です。
数々のタイトルを獲得した名門、西武の消滅が決まった。日本アイスホッケー連盟の冨田正一会長も「残念。ホッケーをやりたいという若者たちのあこがれの的だったのに」とコメントしたが、競技力のさらなる低下は避けられない状況だ。
プリンスホテルがチームの譲渡先を探す中、一番のネックとなったのが観客動員数の少なさだったという。全盛期は1万人の観客が足を運んだというリンクだが、現在の平均入場者数は1000人前後。メディアで取り上げられることも減り、この不況下では引受先が現れないことは予想されたことではあった。
西武の解散によって、アイスホッケーが首都圏から姿を消す。「これ以上やめるというチームが出ないよう、希望を与える体制づくりをしていかなければならない」と冨田会長は危機感を口にするが、連盟ではアイスホッケーの将来像を描き切れていないのが実情。五輪出場権を逃がし続けている競技力では魅力に乏しい。競技力アップと人気回復策の両面で知恵を絞り、じり貧傾向を打開する必要がある。(産経)
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