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 さて、今日から11月。

 今日は俺とソニー仙台FCの思い出話シリーズ、1997年1月(1996年度)の「全国地域リーグ決勝大会」一次ラウンド・石岡会場。

 まず最初に、ソニー仙台の1996年選手一覧・紹介が(テキストで)出てきたので、こちらに貼っておくw

 で、ソニー仙台は石岡会場のC組。
 同組には、北信越1位で、新潟では異様な盛り上がりを見せている「アルビレオ新潟」(当時。1997年シーズンより「アルビレックス新潟」になる)と、関東リーグ準優勝(地域決勝には2大会連続出場)、地元・「プリマハム土浦」(現・水戸ホーリーホック)。監督は、後に流通経済大などで活躍した、中野雄二氏。なお、両チームとも、1996年の全国社会人は3位。

 俺は気合を入れて、石岡会場、3日間張り付いたさw

 石岡市陸上競技場は、この大会以外でサッカーで使った(一種)記録が残っていないような。。。鹿島鉄道鉾田線「東田中」駅下車、徒歩5分(鹿島鉄道鉾田線は、常磐線石岡駅と鉾田駅を結ぶ鉄道。ディーゼル車1両編成、2007年4月廃止)。
第一試合(1997/1/17)。主審:石山昇 250人
新潟 5−0(1−0) S仙台

【得点】(新潟)10マイケル、47マース、70池田、80,86パトリック

【新潟】GK25浜野 DF5葛野、6近、4平岡、2濱田(→81分DF8神田) MF7マイケル、18古俣、28池田(→74分MF14松田)、10マース FW16杉山(→67分FW20木村)、12パトリック SUB:GK30玉田、MF13八十

【仙台】GK21千葉恵二 DF4本木、20長田、6佐藤英二、9荒川、13花坂 MF11田端、14見田、15阿部裕二 FW8遠藤(→89分MF7池田)、19阿部健二 SUB:GK1高瀬、DF3佐藤幹生、5澤村、FW18大倉

【シュート数】新潟21(8/13)S仙台5(1/4)

 仙台は昨年の教訓を生かしたか、5−3−2で守り重視のシフト(一部では9−0−1説も)。それが功を奏してか、前半は新潟の攻めを仙台が凌ぎきるという格好。しかし前半20分、仙台のミスをついて新潟が先制。これ以外は、非常に守備の意識が高かったのと、GK千葉恵二(元福岡)のファインセーブ(逆に、新潟GK浜野はあまり良くなかった。バックパス多し)、そして新潟FW陣の度重なる宇宙開発(マースのシュートがバーを直撃なんてのもあったっけ)で、前半は1−0で折り返す。

 後半。仙台がラインを上げてきたが、ここで仙台DFがパスミスからボールを奪われ、2点目の失点。それからは、やられっぱなしの印象が強い。それでもシュートは2本くらいあったか?
 というわけで、「前半は昨年の教訓が生きてたが、後半は昨年の再来」という試合だった(とはいえ、点を取られた以上は、取り返しに行かなくてはいけないが)。


 で、問題の土曜日の試合。ソニーは関係ないが。。。

○1/18 主審:斉藤敬一 1500人
新潟 1−1(0−1)PK6−7 土浦
【得点】(新)47杉山(土)53松本

 今はなくなったけど、この当時の地域決勝は、90分同点の場合はPKで決着をつけ、90分勝利=勝点3,PK戦勝利=2、PK戦敗戦=1,90分敗戦=0のルール。

 この結果、アルビレオ新潟の命運は、翌日のS仙台−土浦の、他力本願寺にw

○1/19 主審:佐幸欣治 500人
S仙台 0−2(0−0) 土浦
【得点】(土)55金久保好史、78(Pen.)川澄和弘

【ソニー仙台FC】GK21千葉恵二 DF4本木利光、6佐藤英二(→DF5澤村一幸)、9荒川祐司、20長田大樹 MF13花坂徹、11田端秀規、14見田雅之(→78分MF7池田晃一、15阿部裕二 FW8遠藤粛礼、19阿部健二 SUB:GK1高瀬史則、DF3佐藤幹生、FW18大倉直樹

【プリマハム土浦】GK1池田慎 DF19木村雄一、13八代敏、17栗田守 MF8藤来延公、7川澄和弘、2松本哲男、5木村裕之(→73分MF11金久保好史)、18磯野修久 FW29尾崎友治、14植木昌晃(→60分FW9二宮浩) SUB:GK31関谷竜司、DF12稲田良太郎 MF10斉藤正和

【シュート数】S仙台6(3/3)土浦20(12/8)

 仙台からの、総勢120名の応援団は、11時15分頃、無事会場に到着。
「メインでやろうか?」「どれくらいいるんですか?」「120人。」
 すかさず某氏の「バック!(スタンド)」の号令一下、バックスタンド中央に移動し、セッティング。アルビレオのサポーターの姿も見える。
 試合は、仙台は新潟戦と同様のメンバーで、またしても5バック。しかしそんなにディフェンシブにいってるようには見えないが…。本来のツートップのはづの、阿部健二・阿部裕二がやや引き気味で、むしろ遠藤(ハッピ)のワントップ、という感じがする。そんな中での前半は、プリマの決定力不足、といえなくもないか?
 前半は結局0−0。「もしかしたら(このまま0−0で、アルビレオアシストか!?)」との期待が高まる。この大会で、前半を0で押さえたのは、ソニーとしては初めて。
 サポートの方は、ソニーから太鼓を大小合わせて3台、それを我々が上の方から太鼓一台で追っかける、というパターン。ま、人数の割に声が出ないのは仕方ないか。けど、なかなかいい調子でいってたよ。
 失点です。1点目は55分、右サイドを突破した、交代出場の金久保が右サイドからそのままグラウンダーでのシュート。決して反応できないわけではなかったと思うが、太陽が目に入ったか、集中力が切れたか? その後も一進一退の攻防を続けるも、78分。右サイドの尾崎からのセンタリングを、ゴール前で混戦の間にプリマの選手が倒されPK.これを川澄が決めて2点目。いや、PKを取られたこと自体はしゃーない。あのプレイ(倒されてPK)自体は妥当な判定。しかし、その前に右サイド深くの尾崎に渡ったパス、あれ自体がオフサイドじゃねーか!!(怒)
 結局、反撃するも決められず、2−0でタイムアップ。

 で、新潟サポの希望空しく、ソニーは連敗。。。2大会連続して、無得点での敗退、となった。

・・・で、この結果、そして2週後の長居第二での決勝ラウンドの結果、以下の順位に。(詳細)

優勝:ジャトコ 準優勝:プリマハム土浦
3位:マツダSC(広島) 4位:北海道電力(現・ノルブリッツ北海道)

 で、優勝のジャトコ、準優勝のプリマハム土浦がJFL昇格。

 プリマハム土浦は、プリマハムのスポンサー撤退(大会結果に関わらず、1996年度限りとなっていたらしい)から、水戸ホーリーホックとしてJFLを戦い、現在に至る。
 でも、今にして思えば、あの時のPK戦で新潟が勝っていれば、新潟はそのまま戦えていただろうけど、プリマハムは翌年も関東リーグ。果たして、今の水戸ホーリーホックは戦えていた、だろうか?


 ソニー仙台の歴史の話は続くが、次回は・・・いつだろう?



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