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宮城県内で大雨　泉ケ岳１９２ミリ、加美１７４ミリ　７月の観測史上最大

　宮城県内は１３日、大気の状態が不安定となり各地で大雨に見舞われた。東部と西部に大雨警報、仙台市東部と加美町には洪水警報も出された。仙台管区気象台は土砂災害への警戒を呼びかけている。
　気象台によると、午後９時までの２４時間降水量は泉ケ岳で１９２・５ミリ、加美で１７４・０ミリと７月の観測史上最大を記録。仙台１７６・０ミリ、仙台市新川１６９・０ミリ、栗原市駒ノ湯１３９・５ミリ、大崎市古川１３６・０ミリ、大衡村大衡１３１・０ミリなどだった。
　県と気象台は仙台市東部・西部、白石市、名取市、大崎市東部、栗原市東部・西部、蔵王町、村田町、柴田町、川崎町、大和町西部、色麻町、加美町に土砂災害警戒情報を出した。仙台市、岩沼市、名取市、富谷市の一部地域には避難指示が出された。
　気象台によると、１４日午後６時までに予想される２４時間降水量は県の東部、西部とも６０ミリ。
　大雨の影響で県内のＪＲ在来線は１３日、ダイヤが乱れた。ＪＲ東日本仙台支社によると、陸羽東線古川―鳴子温泉、東北線白石―仙台、常磐線原ノ町―仙台、仙石線あおば通―石巻、仙石東北ライン仙台―石巻の各区間で一時、仙山線愛子―山寺間で終日運転を見合わせた。
　仙台空港発着の国内線は札幌、名古屋、大阪（伊丹）、広島、福岡の５路線で計２２便が欠航した。
　七十七銀行は仙台市泉区の泉中央支店を１３日午後１時１５分から臨時休業した。（河北）