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 それは昨日の朝、2chのベガスレに書き込まれていたニュース。

 ブランコ・エルスナー氏自宅で死去。82歳でした。(元ネタこちら) スロベニアサッカー協会

 エルスナーか・・・

1929年11月23日 スロベニア生まれ。
オーストリアでクラブチームや代表監督を歴任し、1997年にブランメル仙台監督に就任しましたがシーズン途中で辞任されました。(ベガルタ公式)

 1997年。ブランメル仙台。JFL昇格3年目、今年こそJ昇格を!の想いは強く。
 エルスナー監督。なんでこの人選なのか?というのはいろいろと憶測は乱れ飛ぶが、結局「リティ(リトバルスキー)に鈴をつけられる人」というのが優先されたんじゃないか、そんな気がする。
 それでも、エルスナー監督来仙の際は、仙台駅に歓迎のサポーターが行ったりとかあったんだけどね。システムは、チーム史上初?!3−5−2.

DSC_0419

(画像は月刊ブランメル仙台・1997年2月号より。なぜかスキャナがうまく動かないんでこちら)

 この年は、フランスW杯アジア一次予選(オマーンラウンド)が3月にあったため、3月にはナビスコ杯のGLと、並行してオマーンラウンドの開催となった。

 で、俺はその時点で仙台勤務だったのだが、開幕は気合いを入れてウィークエンドフリーきっぷで市原まで乗り込んだものの・・・返り打ちにあい惨敗。
 さらにGLのホームゲームは宮城陸上開催となり、平日デーゲーム(平塚戦)が実現することにwさらには補強したGK・石川研の負傷交代とか、エルスナーが呼んできた、FWアンテ・MFビング(エルスナーの甥)がイマイチ。結局、GLは1分5敗で終わることに。。。
(注:この年はJ117チーム+準会員の3チーム(B仙台、札幌、鳥栖*特例)を4チームずつ5ブロックに分け、各組1位+2位チーム中上位3チームがトーナメント進出。仙台のAグループは1位の市原がトーナメント進出。2位の清水は、B仙台相手にホーム日本平で引分が響きトーナメント進出ならず)

 そんな中、俺は予定より早く、東京本社への異動(復帰)ということに。せっかく更新したシーズンパスも、泣く泣く手放すことに(いや、試合自体は日本サッカー後援会で無料で見れたのでw)
(ちなみに前年度のコールリーダーも、仕事の都合で東京に行くことになり、この年からキクチがCLに就くことになる)

 4月20日(日)、JFL開幕。
 この日は情報処理試験。仙台から試験会場変更手続きをして(結局どこで受けたかは忘れたが)、それでも後半には間に合った、・・・駒沢での東京ガス−福島FC戦。一方、宮城陸上では、ブランメル仙台は佐々木則夫率いる、NTT関東を迎え撃つ。
 駒沢に流れる石野竜三氏の場内アナウンス。
「ブランメル仙台対NTT関東は、3−0で・・・NTT関東が勝ちました!」
 場内大爆笑というか、失笑というか、エーというか・・・。

 翌週、大分・佐伯陸上での大分トリニティ戦、ルーキー・斉藤克幸のVゴールで勝利。俺自身の開幕戦となった5/4のヴォルティス徳島戦@宮城県、翌週の西濃戦と勝利したものの、5/15(水)の川崎F戦@等々力。真中、アンテが負傷交代し、0−3・・・。
 さらに、翌週の札幌戦@宮城県。札幌の攻勢を凌ぐも、バルデスにやられ0−1(この日は俺は日韓OB戦@カシマだった)。

 で、5/25(日)の江戸川での東京ガス戦。東京 5−0(3−0) B仙台。
 蓮見のハットトリック。そしてその試合終了後、エルスナー辞意表明。
 なお、この試合でドゥバイッチが日本デビューも、ドゥバイッチのパスがカットされ蓮見に先制点を許している。

 そして、仙台スタジアムのオープニングゲームこそ、本田技研にロスタイム、ドゥバイッチのゴールで追いつくも、看板越えて唐木田徹に二枚目出されて退場。PK戦は阪倉主将が外し、古賀聡が大橋昭好に弾かれ1−1、PK3−4で敗れる。

 翌週、6/7(土)のアウェイ鳥栖。鳥栖はそのオフに鳥栖フューチャーズが潰れたものの、サガン鳥栖として復活。仙台G裏俺含め5人。ロスタイムに斉藤克幸ゴールも、1−2で敗れる。

 さらに翌週はM山形とのダービー@宮城県も、1−3で敗れ。10試合消化し、3勝7敗、勝点8、得失点差−11の11位(16チーム中)
 ここで改めてエルスナーが辞意表明、辞職へと。それ以降はミロシュ・ルスGKコーチが監督として指揮を執ることに。

 結局このシーズン、後半戦には若手中心の布陣に切り替え(千葉直樹・中島浩司・中村学・高田純の巳年カルテットが活躍。リティは3節以降出場なく、S級ライセンス講習受講+ルス監督に干される)、トータル15勝15敗、勝点40で8位に終わる(96年は6位なので順位を落とすことに)。

 ブランメル仙台 1997年試合記録

 むしろ、この年は最終戦・大分戦の大入り(11558人、3−0で勝利)、そしてその後の日本代表のW杯出場決定で大騒ぎ。

 で、結局エルスナーってなんだったのか、と考えると・・・
 宮城県民に「スロベニア」という国を知らしめるという点での功績、かと。

 いずれにせよ、合掌。

(以下写真は前述のHPより)
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