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 10月22日まで新潟で行われた全国社会人選手権にて、大方の予想を裏切り?!見事、準優勝に輝き、全国地域リーグ決勝大会への出場を決めた、NECトーキンサッカー部。
 地域決勝の組み合わせも発表され、あとは試合するだけ・・・と思われていた。

 ところが、11月4日。同じCブロックに入ったレノファ山口、静岡FCのHPに「NECトーキンに代わり、松本山雅FCが出場」との告知がされる。松本山雅FCのHPでは、その情報が11/4に一回出て、消えた。その代わり?長野県内での報道が・・・。(信濃毎日)

 で、その日の夜。トーキン・大橋良隆主将(前V仙台)のblogにて、以下の記述が・・・。

 前回更新した次の日(11/2)に、突然、地域決勝リーグのトーキン辞退が決まってしまいました。
会社との話し合いで決まった事ので、自分たちはお世話になっている身なので受け入れる以外ありません。

 さらに、今朝の河北では。

***

 東北社会人リーグの強豪、NECトーキンサッカー部(仙台市)が休部したことが4日、分かった。同社東京本社によると、会社の業績悪化に伴い支援を打ち切るという。社として活動再開の考えはなく、事実上の廃部とみられる。出場権を得ていた全国地域リーグ決勝大会(22−30日・鳥取市ほか)は辞退した。
 同社広報室によると、会社側は10月30日、佐藤健一監督に11月2日で休部すると伝えた。全国地域リーグ決勝大会を主催する日本サッカー協会には11月1日、出場辞退を届けた。業績悪化で、全国各地に及んでいる活動の支援継続が困難になったことが理由。支援額などは明らかにしていない。

(参考記事)
 NECトーキンは10月22日、2009年3月期の通期業績予想を下方修正した。5月の予想と比べ売上高は120億円減の1140億円、経常利益は17億円減の3億円、純損益は5億円の黒字から13億円の赤字に転落すると見込んだ。最終赤字は3期連続となる。

 はーっ・・・。



 いろいろ問題はあるけど。

 地域決勝の出場権を得た(=全社決勝進出)のが21日、決算発表が22日。
 地域決勝の要綱発表が27日。休部の通知が30日。

 まぁ、全社で「負け抜け」しろというわけにもいかないし、間が悪いとしか・・・。

 もう一つの問題は、「なんで代わりに出るのが松本山雅なのか?」
(これ書いている時点では、JFAからの正式なリリースはないけども)

 地域決勝の要綱では、全国社会人大会の4位(=松本山雅)には出場権がない。仮にトーキンが(要綱発表前に)辞退した場合は、北海道2位(=札幌蹴球団)、それも辞退の場合はジャパンスポーツカレッジ(北信越2位)となるはずだったので(3位はツェーゲン金沢、松本山雅は4位)。

 まぁ、「参加チームの決定方法」にある、全国社会人連盟で裁定し配分する の文章から考えればそうなるんだろうけども。

・・・

 まぁ、とりあえづは選手(できればチーム自体)の新天地が見つかることを祈るのみ。
 まさか、「ベガルタ仙台アマチュア」として買い取る、なんてウルトラCはベガルタには(財政的に)ないだろうな・・・。




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【追記】
こちらとかこちら(特に後者はコメント欄も必見)でもいろいろと(現場で見た方が)書かれてるが。大体、俺がトーキンを現場で見たのって、最後は確か2004年8月の天皇杯宮城県予選?(トーキン3−1塩釜FCユース。ただし、後半途中からしか見ていない)・・・って思ったら、2005年5月の東北リーグ開幕戦(トーキン2−3プリメーロ)があったな。

 そう、過去の例を思い出して。

 エスパルスのスポンサーをしつつ、自分の女子サッカーチームを潰した鈴与。
 ヴァンフォーレのスポンサーをしつつ、自分の女子ハンドボールチームを潰したシャトレーゼ。
 そして、トーキンとベガルタの関係は・・・。(現在はベガルタのユニの背中にNEC/TOKINのロゴが入っている)